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女性の転職に強い転職エージェントの選び方

女性_転職エージェント

転職エージェントを利用すると、求人の紹介だけでなく、応募書類のチェックや面接のアドバイスなど、転職活動のサポートを受けることができます。ライフイベントの影響を受けやすい女性の場合、転職エージェントはどのように選べば良いのでしょうか。転職エージェントの種類や特徴、メリットをご紹介します。

転職エージェントに相談する

転職エージェントの種類

転職エージェントは、大きく分けて「大手・総合型」と「中小・特化型」の2つがあります。「大手・総合型」は幅広い職種・業界の求人を保有し、豊富な転職支援実績や転職ノウハウを元に、キャリアアドバイザーが転職の支援を行っている点が特徴です。一方、「中小・特化型」は特定の職種や業界、地域や年代などを専門分野として、「中小ならではの柔軟性」「密度の濃い情報提供」が特徴です。

少子高齢化に伴う労働者人口の減少を背景に、政府は女性の活躍を推進しています。また、結婚や出産などのライフイベントが生じても、退職せずに働き続ける女性も増加しています。こうした社会動向を反映して、女性の求職者から転職エージェントに「女性管理職割合」や「育児休暇の取得率」、「時短勤務の可否」などを質問される機会も増えています。

そのため、規模や種類に関わらず、転職エージェントでは女性の求職者に対して有益なアドバイスを提供するために、企業に確認や情報収集を行っています。転職が初めての場合は、幅広い選択肢を提案することができる「大手・総合型」を、特定の職種・業界の経験を活かして転職するのであれば「大手・総合型」を中心に、場合によっては業界事情に精通している「中小・特化型」も併用することをお勧めします。

リクルートエージェントの転職活動サービス

女性の転職で転職エージェントを利用するメリット

女性の転職の場合、転職エージェントを利用するメリットはどのようなことが挙げられるのでしょうか。メリットをご紹介します。

中長期のキャリアパスを一緒に考えてくれる

女性の場合、結婚や出産などのライフイベントに影響を受けやすいため、ライフプランを含めて中長期でキャリアを考えることが重要です。転職エージェントは、求人の紹介や面接の日程調整といった転職活動のサポートだけではなく、キャリア形成のアドバイスも得意としています。今後、どのような経験・スキルを身につけた方が良いのか、また、結婚や出産を経験しても長く働くことができる会社選びなど、中長期のキャリアの描き方を、プロの視点でアドバイスしてもらえることが大きなメリットです。

強みを整理してくれる

転職活動を始めてみたところ、「向いている仕事が分からない」「アピールポイントが見つからない」と、仕事選びや応募書類の作成で悩んでしまう求職者も多いようです。転職エージェントと「キャリアの棚卸し」を行うことによって、得意分野やアピールポイントを一緒に探してもらえます。自分では気が付かなかった、意外な強みを発見できるかもしれません。
また、見つかったアピールポイントの、応募書類や面接での効果的な伝え方も、アドバイスを受けることができるでしょう。

社内制度や社風など、“女性の働きやすさ”に詳しい

家庭との両立を実現したいと考えている女性が企業選びで重視しているのは、残業やシフトを含めた業務時間、評価制度や家族手当などの福利厚生面、結婚・出産・介護といった家庭事情に対する休暇の取りやすさなどです。制度自体は求人や企業のホームページなどで知ることができますが、職場の雰囲気や働き心地を掴むことは難しいものです。転職エージェントは、企業から求人を預かる際に綿密なヒアリングや訪問を行っているため、職場の雰囲気や実情まで理解しています。また、企業に紹介した人材が入社後に活躍できているかどうかも、定期的に確認しているケースが多いため、女性が働きやすい企業かどうかのアドバイスを受けることができるでしょう。企業に直接聞きづらいことを確認できる点も、転職エージェント利用のメリットの一つです。

女性の転職で転職エージェントを利用する注意点

メリットの一方で、転職エージェントを利用する場合の注意点はあるのでしょうか。気をつけたいポイントをご紹介します。

条件の優先順位をつける

求人を選び始めると、気になる点や譲れない点が複数出てくるのはよくあることです。特に、結婚や出産など、これから起こるイベントを考慮して女性管理職の割合や各種手当や休暇制度など、複数の条件で転職先を選んでいると、条件に合致した求人が見つからなかったり、懸念材料が多くなかなか応募に踏み込めなかったりすることもあります。

中途採用は、枠が埋まったら募集が終了してしまいます。あれもこれも…と考えすぎてしまうと、応募の機会を逃してしまう可能性があるため、あらかじめ条件の優先順位をつけておきましょう。優先順位付けに迷う場合は、転職エージェントに相談を。「絶対に譲れない条件」「望ましい条件」に分けて、応募する求人を選んでいきましょう。

制度だけではなく運用状況を確認する

「在宅勤務可」「託児所あり」など、働く女性に嬉しい制度を整えている企業も増えてきました。ただし、求人は制度だけしか書かれていないことが多いので、適用条件や運用状況は転職エージェントに確認しましょう。例えば、「在宅勤務可」は「入社して1年後から適用」「週に2回まで」など、企業によって運用方針が定められているため、入社後すぐに利用できるとは限らないからです。応募企業に直接聞きにくいことを確認できる点も、転職エージェントを利用するメリットです。入社後に「こんなはずじゃなかった…」とならないよう、制度の適用条件を確認することをお勧めします。

転職で不安に感じていることは、まず相談を

「結婚・出産しても長く働ける会社か」「家庭の事情で残業できない」など、転職活動に不安を抱える女性も多いようです。一方で、積極的に女性活用を推進している企業の中には、「完全リモートワーク」「週に2~3日の時短勤務」など、柔軟な働き方を受け入れるケースも増えています。

求職者に寄り添ってアドバイスを提供するのが転職エージェントの役割です。転職に関しての不安や条件、描いているライフプランがあるのであれば、転職エージェントに事前に伝えておきましょう。条件や経験・スキルによっては、転職エージェントが働き方を企業に交渉してもらえる可能性もあるからです。