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キャリア入社社員数は、数年前の約6倍に。“変わりはじめたNECソリューションイノベータ”の今。

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top_NECソリューションイノベータ様


NECグループの中でも、システムインテグレーション事業の中核を担うNECソリューションイノベータ。官公庁、医療、スマートシティ、製造、金融など、社会課題に直結する領域で豊富な実績を持ち、1万人を超えるエンジニアが在籍する国内屈指のSIer企業です。
創立50周年を迎えた現在は、従来の技術力に加え、キャリア採用の強化や多様な人材が活躍できる環境づくりにも力を入れています。
今回は、タレントアクイジショングループ小宮山さんに、当社の組織づくりや人材戦略についてお話を伺いました。あわせて、キャリア入社された高萩さん・中西さんには、入社のきっかけや、当社での働き方の実情について語っていただきます。

プロフィール(写真左)
テクノロジーサービス事業ライン
DXサービス事業部門
主任 高萩 淳
インフラ系SEとして約10年のキャリアを積み、2024年に当社へキャリア入社。Microsoft Azureの専門部署という、技術領域に特化したポジションに惹かれたほか、待遇面の魅力も入社の決め手となった。現在はDXサービス事業部門にて、Azureを中心とした設計・構築に携わる。

(写真中央)
HR部門 HR統括部
シニアマネージャー 小宮山 菜々子
2024年に当社へキャリア入社。これまで外資系企業を中心にキャリアを重ねてきたが、日本のグローバル企業で自らの経験を活かし社会に貢献したいという思いから転職を決意。選考過程で出会った社員の明るさや多様性への意識、風通しの良いカルチャーに強く惹かれた。現在は、新卒・キャリア採用チームのマネジメントを担い、多様な人材が活躍できる組織づくりを推進している。

(写真右)
パブリック事業ライン
医療ヘルスケア・スマートシティ事業部門
プロフェッショナル 中西 英一郎
金融機関のシンクタンク部門にてアナリストとして11年従事したのち、製造業でのデータサイエンティスト経験を経て、2025年に当社へキャリア入社。自治体のEBPM(証拠に基づく政策立案)を推進するプロダクト開発に強い関心を抱き、専門性を活かせる現職に挑戦。内閣府主催「RESASアプリコンテスト」最優秀賞の受賞歴を持ち、現在も兼職制度(※当社兼職ガイドラインに則る)を活用し、多摩大学総合研究所の客員研究員として活動している。

エンジニア数1万人超。今、NECソリューションイノベータが本気で人を求める理由とは?


――まずは、HR部門 HR統括部の小宮山さんにお伺いします。NECソリューションイノベータ(以下当社)の強みについて、簡単に教えてください。


小宮山 当社は、NECの100%子会社であり、その中でもシステムインテグレーション事業の中核を担っています。社員数は約1万2,000 人とNECグループの中でも非常に多く、エンジニア数も1万人を超え、国内トップクラスのシステムエンジニア数を誇っています。売上高は3,000 億円以上。事業規模・経営基盤ともに非常に安定した会社です。


――近年、キャリア採用が急増していると伺いました。その背景には、どんな変化があったのでしょうか?


小宮山 おっしゃる通り、キャリア採用は5年前までは数十名程度にとどまっていました。しかし現在は状況が大きく変わり、2024年度には採用者の約4割がキャリア入社の方となっています。この変化の背景にあるのは、事業のさらなる拡大です。医療・教育・スマートシティ・防災といった社会課題に直結する領域や、AI・クラウド・データ分析といった最先端分野への対応が進む中、即戦力となる専門人材が、これまで以上に必要になってきています。

こうした採用の広がりにより、多様なバックグラウンドや価値観を持つ人材が当社に加わるようになりました。私たちはその変化を、組織に新しい視点をもたらすチャンスだと捉えています。だからこそ、今後もより多くの方に入社いただけるように、今年100ページ以上にも及ぶ「人的資本レポート」を公開しています。このレポートでは、評価制度や働き方、現場のリアルな声まで、ありのままをオープンにしています。
実際に入社された方から「こんなに正直に、課題まで開示している会社は初めて見た。だからこそ信頼できた」と言っていただいたこともありました。透明性を持って人に向き合うことが、これからの組織づくりの基盤になると考えています。

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生成AI、Azure、政策支援──“やりたい”を実現できる土壌がある。


――現場でご活躍されている高萩さんと中西さんは、どのような経緯でNECソリューションイノベータにキャリア入社を決めたのでしょうか?


高萩 転職のきっかけは、インフラ系SEとして約10年キャリアを積む中で、「もっと専門性を突き詰めたい」と思うようになったこと。特に私はMicrosoft Azureが好きで、次はAzureに特化した仕事ができる環境を探していました。そんなときに見つけたのが、当社のAzure専門部署の求人です。しかも、フルリモートやフレックスなど働き方の柔軟性も高く、報酬にも納得感がある。スペシャリストとして腰を据えて働ける道が見えたのは大きかったですね。実際に入社してみると、扱う案件のスケールと多様さに驚きました。NECからの案件も多く、エンジニアとして成長できるチャンスに恵まれていると感じます。


小宮山 プロジェクトの幅広さは、当社ならではの特徴です。事業は4つの分野に分かれていて、たとえば「官公庁・自治体・医療・通信」などを担当するパブリック事業、「製造・流通・サービス・金融」などのエンタープライズ事業、「先端技術やソフトウェア開発」などを扱うテクノロジーサービス事業、そして様々な業界の「インフラ・プラットフォーム」などを担うソリューションサービス事業があります。全国30の拠点で展開しており、業種も技術領域も非常に多彩。エンジニアとして成長する機会が多くあります。


中西 私はもともと、地域金融機関系のシンクタンクで、地域経済の分析や政策提言に携わっていました。当社に惹かれたのは、自治体のEBPM(証拠に基づく政策立案)を支援するプロダクトの開発に、データサイエンスの知見を活かせるポジションがあったからです。行政と技術領域をシームレスに行き来しながら、社会に価値を生み出せる業務内容が魅力でした。


――入社前後でギャップに感じたことはありますか?


中西 いい意味でギャップだったのは、単なるNECの“下請け”ではなく、自らプロジェクトをリードする場面も多いこと。私も、当社主導でNECを巻き込んだ提案書づくりに関わることがよくあります。それくらい、両社の関係は近く、一体となって日本の社会インフラを支えている実感がありますね。


高萩 私は「大手グループ=堅い雰囲気」という先入観を持っていたのですが、それはまったくの思い込みでした。面接の段階から、社員の皆さんが本当にフラットで話しやすくて。役員のことも「さん付け」で呼ぶ文化や、オフィスカジュアルOKの柔らかい空気感も意外でしたね。組織がしっかりしているのに、堅苦しくないというバランスが、今の働きやすさにつながっていると感じます。

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兼職OK・リモートOK。最適な働き方は、自分の意志で決められる。


――NECソリューションイノベータでは働き方改革も進んでいると伺っています。具体的な取り組みや働き方のリアルについて、教えていただけますか?


小宮山 当社は、スーパーフレックス(コアタイムなし)、リモートワーク、育児・介護の時短勤務、兼職など、多様な働き方を可能にする制度が整っています。もちろんプロジェクトや顧客との関係で出社が必要な場面もありますが、会社としては出社ありきの考え方ではなく、あくまで“成果を出すための最適な働き方を、自分で設計できる”というスタンスです。
エンジニアの採用競争が激しくなる中、場所や時間に捉われない環境をどこまで整備できるかは、企業としての競争力にも直結すると考えています。


高萩 私は小さな子どもが2人いるのですが、当社に入社してからはほぼ毎日リモート勤務です。たとえば保育園から急な呼び出しがあっても、柔軟に対応できますし、プロジェクトにはよりますが、出社が必要な時期も週2~3回ほどで、それ以外は自宅で集中して業務に取り組めています。


中西 私もリモートワーク前提で転職を考えていたので、入社前にコーポレートサイトに公開されている「人的資本レポート」でその柔軟性を確認できたのは安心材料でした。自宅から本社までは片道2時間以上かかる距離なのですが、フルリモートが基本なので通勤ストレスはゼロですね。
また、兼職についてもとても寛容で、私は現在、大学の総合研究所で客員研究員として活動しています。面接時にそのことを相談したところ、「むしろ歓迎です」と言っていただけたのが印象的でした。


小宮山 兼職も含めて、“個のキャリアを応援する”というのが、私たちが大切にしている姿勢です。リモート勤務も「週1出社」のような一律のルールはなく、各チームやプロジェクトの判断に任されています。社員一人ひとりが裁量と責任を持って働ける。そんな実力主義の文化が、柔軟な働き方を支えているのだと思います。

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成長が加速する、実力主義×学び支援。


――実績や意欲を正当に評価してもらえるかは、転職時の大きな関心事かと思います。NECソリューションイノベータの評価制度についても教えてください。


小宮山 当社では、「Pay for Job(職務給)」と「Pay for Performance(成果給)」の考え方を軸に、職務や成果に応じた評価・報酬制度を整えています。中でも特徴的なのが「9ブロック制度」です。縦軸に「行動」、横軸に「業績」を3段階で評価し、社員を9つのブロックに分類。年齢や社歴に関わらず個人のパフォーマンスを評価する制度が昨年から全社員に導入されています。具体的な運用ステップは、以下の通りです。

  1. 目標設定
    役割・等級ごとに求められる成果レベルを明確にし、それに基づいた目標を期初に上司と設定します。年次や社歴に関係なく、一人ひとりに適した目標が設定されます。
  2. 進捗確認
    月1回の1on1ミーティングを通じて、上司と進捗を確認。必要に応じて目標を見直しながら、柔軟にPDCAを回していきます。
  3. 期末評価
    期末には業績と行動の両面からレビューを実施。複数の上司による相互評価を取り入れることで、客観性の高い評価を実現しています。結果は個別にフィードバックされ、次の成長に活かされます。


――制度として整っているだけでなく、実際に任される仕事や裁量にも影響があるのでしょうか?


中西 はい、まさにそう感じています。私自身、入社して数ヶ月で、プロダクトオーナーという重要なポジションを任せていただきました。扱っているのは、生成AIを活用して統計データを分析し、自治体の政策づくりを支援するプロダクトです。入社間もないタイミングでも、能力や経験をしっかり見てくれて、責任ある立場を任せてもらえる。そんなカルチャーがあることは、大きなやりがいにつながっています。


――では、入社後に「成長できている」と感じた瞬間についても教えてください。


高萩 前職では、2次請け・3次請け の立場で案件に関わることが多く、どうしても“言われたことをやる”という感覚がありました。でも今は、プロジェクトの全体像を見ながら、自ら意思決定する立場。“どう進めるか”だけでなく、“なぜそうするか”を意識するようになり、視座を高く持てるようになりました。NECグループ全体の成果を意識して動けるようになったことに、自分自身の成長を感じています。

中西 私も、以前から自治体向けのプロジェクトには関わってきましたが、今は生成AIを使った新しい領域に挑戦しています。たとえば、「製造業が多い地域の経済を活性化するにはどうすれば良いか」といった問いに対して、AIが過去の事例や関連データを分析し、政策アイデアを導き出す、といった仕組みです。自治体の多くは「データを活用したい」というニーズを持ちながら、リソースやスキル面で課題を抱えています。そうした現場に技術で貢献できることにやりがいを感じますし、自分自身のスキルアップにもつながっています。


――そんな成長や学びを支援する社内制度はありますか?


小宮山 「カフェテリアポイント」という福利厚生制度は、多くの社員から人気ですね。これは社員の成長と生活を支援するため、年間8万5,000円 相当のポイントが付与されるもので、IT機器購入や旅行費用など自由に利用できます。特に好評なのは、書籍購入にポイントが2倍で使えるということ。専門書などは実質半額ほどで購入できます。また、未就学児を持つ社員には最大10万円相当 のポイントが付与され、育児費用を支援するなど、社員の学習意欲向上と生活を多角的にサポートする魅力的な制度です


中西 私も毎月3冊ほど、専門書をこの制度で購入しています。部署でも不定期でメンバーが自主的にAI関連の勉強会を開いていて、社内全体で学びを推進する空気がありますね。


高萩 私は「Udemy」というオンライン学習サービスを活用しています。Microsoft AzureやAIなど、技術トレンドの動画講座が豊富で、隙間時間でインプットしやすいのがいいですね。こうした学びの選択肢がたくさんあるのも、当社のいいところだと思います。

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会社に埋もれず、エンジニアが自分らしく輝ける。


――今後のキャリアの目標について教えてください。


中西 当社には高い技術力を持つ方が多く在籍していますが、私は比較的ビジネス寄りのポジション。だからこそ、“技術とビジネスの橋渡し役”としての価値を発揮したいと思っています。クライアントである自治体の方と向き合って、現状の課題や思い描くビジョンを抽出する。それを技術チームに翻訳して届け、最適解を一緒に探す。このプロセスにこそ自分の役割があると感じています。


高萩 私の目標は、Microsoft Azureの専門性をとことん極めること。当社にはクラウド領域の猛者が多く、Microsoftのパートナーアワード受賞者を多数輩出しており、社内にはAWS全資格(10冠)取得者も複数名います。そんな技術者と日々関われる環境は、技術力を磨くうえで本当に刺激的です。
ただ将来的には、技術のスペシャリストとしてだけでなく、プロジェクト全体をリードできる存在を目指したいとも思っています。そのために、技術力とマネジメント力の両輪でキャリアを築いていきたいです。


――ありがとうございます。それでは最後に、求職者の方へメッセージをお願いします。


中西 最新の技術を活用し、”社会の課題をどう解決するか”に関わりたい方にとって、当社は非常に面白い環境です。私自身、自治体向けのデータ活用支援に携わりながら、AIや統計を使って「政策をどう変えるか」といった領域に踏み込んでいます。当社には、大きな組織の中にいても、やりたいことを自ら提案し、実行していける土壌があります。技術で社会にインパクトを与えたい方と、ぜひ一緒に新たな価値を創造していければ嬉しいです。


高萩 転職前は「NECグループって大きすぎて、自分の色は出しにくいのでは?」という不安もありました。でも実際はまったく逆で、スキルベースで仕事を選べるし、やりたいことにも手を挙げやすい環境です。 技術が好きで、それをずっと追求していきたい人には、とても居心地のいい会社だと思います。私も、Azureのプロとして、この場所でまだまだ成長していくつもりです。


小宮山 人事として思うのは、当社は一人一人が”自分の意志”を持って働ける会社だということです。 ライフステージ、得意なこと、やりたいこと、どれも違っていい。私たちは、その人が一番輝ける場所や働き方を、一緒に考えたいと思っています。

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