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「関西で働きたい」「面白い仕事がしたい」を両立させたいハイキャリアの方へ

ハイキャリアコンサルタント/小川 智里

ハイキャリアコンサルタント
小川 智里

2009年4月 学生時代、仲間内でネットビジネス立上。0→1、ビジネスの面白さを体感し、別事業として結婚相談所の立上にも従事。我流ではなくビジネスの本質やフレームワークを学びたいと考え、第二新卒枠で2010年7月 株式会社ネオキャリアへ入社。IT子会社であるアクサス株式会社の大阪支社立上に携わり、営業・営業MGRを経て事業責任者として従事。2016年5月 株式会社リクルート(旧:リクルートキャリア)へ入社し、現在に至る。

<得意分野>
・経営企画・マーケティング・営業・IT全般・バックオフィス系(人事/法務/経理財務等)


生まれ故郷、あるいは学生時代を過ごした関西で働きたいが、自分のキャリアをフルに活かせるポジションの求人がない――そんな風に考えてはいないでしょうか。

しかし、関西の求人マーケットは活況で、シニアクラスの方の採用成功事例も増加。表面化していない、ハイキャリア層の人材ニーズも潜んでいます。

「関西に戻りたい。でも、自分のキャリアを活かして面白い仕事をするなら、やっぱり東京だろう」。
――そんな風に考えている方は多いようです。
実際に関西の求人を探してみて、「やはりない」と断念した方もいらっしゃるかもしれません。

けれど、あきらめるのはもったいないことです。

高度なキャリアを積んだ方に対しては、当然ながら関西にもニーズがあります。しかし、そのニーズは顕在化しておらず、水面下に潜んでいることが多いのです。

今回は、ハイキャリア層の方にとって関西にどんな活躍チャンスがあるか、そうしたチャンスとどう出会うかについてご紹介します。

「新規事業」や「変革」を担う人材は潜在的ニーズがある

まず、関西エリアの求人マーケットについて。
全般的に非常に活況で、いずれの領域・エリアともに求人数が増えています。
優良大手が多い機電系はもちろん、業種問わず、IT、コンサルティング、経営企画、マーケティングなどの分野でキャリアを積んだ方のニーズが高い状況。40代~50代シニア層が有利な条件で採用に至るケースも増えてきました。

ただし、人材を求めている企業が、すぐに求人メディアに求人広告を出したり、私達転職エージェントに求人を依頼したりするとは限りません。
今すぐに採用しなければ業務が回らなくなる、といったポジションに関しては、もちろんすぐに募集に動きますが、次のようなポジションのニーズはすぐに顕在化しない傾向があります。

●自社の技術やノウハウを活かして新規事業に取り組みたい。そのプロジェクトを推進してくれる人がほしい
●時代が変化していく中、自社も変わっていかなければならない。自社に新風を吹き込み、変革してくれる人がほしい
●経営者の代替わりに伴い、新社長の参謀として次世代の取り組みを支えてほしい

こうした人材ニーズがなぜ表に出にくいのか。それは、企業自身が「どんな人を採用していいかわからない」からです。そのポジションに求める「要件定義」ができていない。どこの誰に向けてどんなメッセージを送ればいいかわからないため、募集行動に踏み切りにくい、ということです。
これが首都圏ですと、人事プロフェッショナルや経営者の間にネットワークが張り巡らされており、情報が流通しやすい。企業は新しい採用メディアや採用手法にも敏感で、求める人材に最短距離でリーチする方法を知っています。
その点では、首都圏の企業に比べ、関西エリアの企業は遅れているのが実情です。

求人を出していない企業に、その企業にとって価値ある人材を紹介

通常、転職エージェントは、求職者の皆さんからのご相談に対応し、寄せられている求人の中からその方に合う求人案件を選び、ご紹介します。
しかし、関西のハイキャリア層向け求人が前述のような状況であることから、私は「依頼されている求人の中から紹介」という枠を越えた活動を行っています。求職者の方が活躍できそうな企業を探し、その企業に対して「こんな人材がいます。
貴社に貢献できると思うので、お会いになりませんか」と声をかけるのです。
そのため、日頃から企業とコミュニケーションを密に取り、さらにメディアの情報にアンテナを張って「この企業はこんな課題を抱えている。
こんな人が入社すればそれが解決できるはず」「こんな人が入社すれば、今のプロジェクトがさらに加速、拡大できるはず」といったシミュレーションを常に行っています。

求職者のキャリアに応じて求人を開拓し、採用に至った例はこれまでにいくつもあります。
例えば、金融機関での事業企画経験を持つAさんの転職をお手伝いしたときには、あるメーカーが事業変革を図るため、金融関連の新規事業に乗り出すというニュースに注目。
その企業から新規事業要員の求人は出ていませんでしたが、Aさんに了承を取った上で企業を訪問し、Aさんのレジュメを渡して「事業企画部門の方にご覧いただきたい。必ず興味を持ってくださるはずです」とお伝えしました。
すると、「まさに求めていた人材」と採用が即決したのです。
金融関連の新規事業は、ネット系企業が取り組むケースは多く見られますが、メーカーが手がけるのは珍しいケース。Aさん自身にとっても「思いもよらない選択肢だった」とのことです。

英誌「エコノミスト」の調査部門であるエコノミスト・インテリジェンス・ユニットによる「世界で最も住みやすい都市」ランキング(2018年)で、大阪は世界第3位にランクインしました(東京は7位)。
私自身も関西出身ですが、治安面・物価面、そして都市でありながら山も海も近いこのエリアは、暮らすのにはとても快適だと感じています。
「関西で暮らしたい」「自分の力を活かしてやりがいある仕事がしたい」。その両方を叶えたい皆さんを応援していきたいと思います。

「自分はこんなキャリアを積んできた」「キャリアを活かして、これからはこんなことにチャレンジしたい」「こんな課題を持つ企業、こんな取り組みをしたいと考えている企業があれば、自分のスキルを活かせるのではないか」
――そうしたご相談をいただければ、ご希望を最大限に活かせるステージを一緒にお探しします。

頼れるコンサルタントが、あなたの転職活動に寄り添います。何でもお気軽に相談ください。
※お申込み時にキャリアコンサルタントの指定はできません。予めご了承ください。