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転職のリクルートエージェント > 転職成功ガイド > 転職マーケットトピックス > 2012年 採用動向予測 > メディカル・化学・食品系技術職(2012年1月:2012年 採用動向予測)
2012年1月5日更新
●医薬品業界では、「2010年問題」を背景とした採用が活発化<
2010年前後に大型医薬品の多くが特許切れとなり、メーカーの収益や勢力図に影響を及ぼすとされる「2010年問題」。その対策としての採用が、2011年も活発に行われました。
新薬メーカーは臨床開発やMR(医薬情報担当者)の体制を強化。メーカーのMR活動を支援するCSO(医薬品販売業務受託機関)も、未経験者も対象に「コントラクトMR」の積極採用を続けました。
臨床開発の求人においては、モニター職より「プロジェクトを動かす人」を求める傾向が強まりました。
また、社会では安全性の面でさまざまな問題が相次いだことから、製薬メーカー各社でも意識が高まり、安全性の経験者の求人が増えました。
●医療機器業界の求人も堅調
医療機器業界も、前年に引き続き採用が活発。眼科領域の企業などで積極的な動きが目立ちました。営業に関しては勤務地が地方へ広がったほか、条件を緩和する動きも見られました。
●「薬剤師」は選択肢豊富な環境が続く
2006年度より薬学部6年制がスタート。2010年~2011年は新卒で薬剤師として就職する人がいなかったことから、前年に続き中途採用が活発化しました。「CROの臨床開発モニター、データマネジメント」「製薬会社での管理薬剤師、学術」「調剤薬局」「ドラッグストア」など、希望や志向に応じて選択できる環境でした。
●食品、化粧品メーカーで研究開発、製造オペレーターの求人が発生
夏から秋にかけて、大手メーカーから研究開発の求人が発生。新たな領域の化粧品・食品の開発に乗り出す企業が、社内にはない知識・経験を外部に求める動きが見られました。
このほか、大手メーカーが組織の強化を目的に、製造オペレーターの募集も行いました。
●化学系エンジニアの求人件数は前年の1.5倍に
化学系エンジニアの求人は、秋頃に一時停滞したものの、それ以外は順調に拡大しました。電池関連のニーズが高かったほか、スマートフォン普及の影響もあり、電子部品・フィルム・塗料など機能性材料のメーカーが積極採用を行いました。
●医薬品業界の採用は縮小に向かう見込み。医療機器は堅調
医薬品業界では、2010年~2011年にかけて大幅な組織変更が行われた企業が多く、それに伴う人材ニーズが生まれました。そうした組織整備も一段落つき、2012年の求人件数は一旦減少すると思われます。
ここ何年も続いてきたCSOによるMRの大量採用も、そろそろ落ち着いてきそうです。2012年4月1日入社者の確保に向け、年初は活発な採用活動が続きますが、それ以降は縮小に向かうと予想されます。未経験からMRへの転職を検討している方は、早めに活動することをおすすめします。
一方、MR経験者の採用はこれまで通り続いていくでしょう。オンコロジーや中枢神経などの領域の経験を持つ方は高く評価されます。
臨床開発分野では、2011年から引き続き、プロジェクト管理ができる人材が求められるでしょう。
なお、医療機器分野では前年に続き、積極採用が続くと見込まれます。
●薬剤師は選択肢が減少か。事業会社の求人に注目を
ここ数年、中途採用市場でニーズが高かった薬剤師。しかし、2012年、6年制課程を終えた卒業生が求人市場に出てくることから、中途採用の求人件数が減る可能性があります。薬剤師として、調剤薬局への転職は難易度が高まるかもしれません。一方、事業会社では、有資格者を対象に薬事や学術などのポジションの採用に動く可能性があります。
●食品・化粧品・化学分野の求人は堅調に推移
食品、化粧品、化学系の採用は、2011年と同じ傾向が続くでしょう。
2011年に行われた製造オペレーターの募集は、2012年にも出てくる可能性があります。昨年は候補者多数で激戦となりましたので、求人が出たらすばやく応募すること、面接対策をしっかりと行うことを心がけてください。
また、食品も化粧品も、グローバル化が進んでいます。英語力、中国語力を身につけることでキャリアの可能性が広がります。
「予算取りの都合上、年度内に採用計画を達成したい」「4月1日に入社してもらい、新卒入社者と一緒に研修を行いたい」などの理由から、1~3月に採用活動をスピードアップする企業もあります。選考が速く進むので、求人が出たらすぐに応募すること、面接対策を早め早めに進めておくことで成功率が高まります。
冬のボーナス支給後に退職した人の欠員補充求人が、1月中旬に出てくることがあります。通年採用を行っていない企業・職種・ポジションの求人が見つかる可能性もありますので、見逃さないように継続して情報収集をしてください。
12月決算の外資系企業では、新年度の採用計画が固まり、早ければ1月から求人が出てきます。外資系企業への転職を希望している方、視野に入れている方は、新規求人の動向に注目してください。
キャリアアドバイザーより
CSOは通年でMR採用を行っていますが、医薬品メーカーは特定の時期に集中して複数名~大量の採用活動を行う傾向が見られます。メーカーへの転職を希望するなら、継続して情報収集を続け、求人が出たらすぐに行動を起こしてください。
大量採用が続いているMRですが、選考のハードルは決して低くありません。これまでのMR経験や営業経験の中で、どのように戦略を組み立て、実行し、成果を挙げてきたのかを具体的に伝えられるようにしておきましょう。
※この記事は、2012年1月5日時点の情報です。時期によって状況が大きく変わっている可能性がありますので、ご了承ください。
キャリアアドバイザーにご相談いただければ、 最新傾向をお伝えします。
医療業界の求人市場に震災の影響は見られません。6~7月入社に向けたMR採用が進んでおり、医療機器や臨床開発の採用も堅調。GW明けにも新たな求人が動く可能性があります。化学分野では新エネルギーや電池にかかわる開発求人があります。
医薬品メーカー、CSOともにMRの積極採用を継続中。「1月1日入社」「4月1日入社」を前提とした選考が進んでいます…
震災直後は計画停電や交通網の混乱により面接が延期となるなど採用活動が停滞しましたが、4月からは正常化。今年度の採用計画も動き出し、新規の求人も出てきています。ここでは、採用動向のほか、メディカル・化学・食品系技術職の方の転職活動のコツもお伝えします。
MRは、「6月1日入社」を見すえた採用活動が進んでいます。業務の引き継ぎなどを考えると、GW前までには、入社を決めたいところですね。
2011年の求人市場は、前年と同様の傾向と予想されます。MRへの転職を目指す人にとってチャンスは豊富。「安全性」のニーズも一段高まりそうです。臨床開発のアウトソーシング化も進むでしょう。
MRは「1月入社」を前提とした採用が動きます。メガファーマ、スペシャリティファーマが突然募集を始めるケースもあるため、MR経験者は情報収集を続けてください。