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・階段を一歩上るとき
・株式会社ディー・エヌ・エー取締役 ファウンダー
・南場智子
・リスペクトとチャレンジが、チームを最強にする

  • 家族の看病のため、社長業を引退
    家族の看病のため、社長業を引退
    代表引き継ぎができたのも球体組織ならでは。現在は代表権のない取締役となっている。

    チャレンジとは「良質な非常識」。それがチームを元気にする

    最初に「ビッダーズ」が生まれたとき、成功体験がチームに大きな高揚感を与え、組織全体が元気になることがわかりました。新しいことへの挑戦は絶対にやめてはいけないんですね。チャレンジを続けるためには、チームのエネルギー値が高くないとできません。社内のあちこちで「ああ、やらかしちゃった」という暴走があるくらい、やる気とエネルギーに満ちていたほうがいいんです。うちは暴走の塊ですよ。むしろ暴走歓迎。エネルギー値が低い組織になってしまうリスクのほうが恐ろしいです。

    だから私は、社員が50%くらいの確率でできるかどうかの仕事を任せ続けてきました。もしできないほうに転びそうになっても、チーム全員で助けるんです。そうやってぎりぎりの仕事を任せることが、いちばん人を成長させます。簡単な成功体験ではなく、七転八倒のたうち回った挙げ句の成功体験こそ、自信がついてその人を伸ばすと思うんですよ。

    チャレンジは常識への挑戦でもあります。常識は安定要素でもあるけれど、人間や世の中を小さくしてしまうんです。チャレンジは「良質な非常識」ですね。もし、私がとても素晴らしい利益が出るメカニズムを見つけて、その歯車を回していくだけになってしまったらディー・エヌ・エーじゃなくなってしまう。だから、失敗してもプロセスを重視して評価してきました。

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  • チームのメンバーをリスペクトすることが、自分の成長にも繋がる

    マッキンゼーでヒエラルキーのトップに立ったとき、「私は何でもできる!」っていう自信があったんです。でもディー・エヌ・エーを設立したとき、自分の能力ではできないことがあまりにも多いんだっていうことがわかったんです。だから、立場としては自分よりも下の人間に対しても、自然とリスペクトする気持ちを持つことができました。

    私が考える「球体組織」とは、ヒエラルキーとは違ってトップダウンではなく、年齢や立場に関係なく、すべての社員に対するリスペクトに基づくチームです。自分にできない専門性を持つ社員たちばかりいるわけですが、大きなプロジェクトでも迷いに負けずにすさまじい力強さで意思決定する姿なんかを見ると、トップとしても「負けちゃいかんな」とリスペクトします。私がいちばん学ぶ相手は、他の経営者ではなく、そういった社員なんです。それがつまり、自分のためにもなるんだと思っています。

「南場智子」の階段と足跡

  • 25歳
    深夜に及ぶ毎日の仕事、なかなか出ない成果に疲労し、逃げるようにしてHBSに留学する。



  • 34歳
    マッキンゼーに復帰。すぐに挫折し、転職を考えるもプロジェクトの成功をきっかけに残る。日本人女性として3人目のマッキンゼー・パートナーに就任する。
  • 36歳
    日本で最初のオークションサービスの開始を目指し、DeNAを設立。事業の要であるシステム作りに失敗し出遅れる。創業時は赤字が続く。
  • 41歳
    携帯電話向けサービスを展開し、利用者が拡大。IT不況下にあって右肩上がりの成長を続ける。
  • 49歳
    夫の看病のため代表権のない取締役に就任する。
『不格好経営―チームDeNAの挑戦』<br />日本経済新聞出版社/1,680円(税込)

インフォメーション

『不格好経営―チームDeNAの挑戦』
日本経済新聞出版社/1,680円(税込)

なぜ、途中で諦めなかったのか、いかにしてチーム一体となって愚直に邁進してきたか。創業時の失態や資金集めの苦労、成長過程での七転八倒など、ネット界に新風を巻き起こしたDeNAの素顔を、ファウンダーの南場さんが明らかにする、待望の初著作。
当時の心境も含めて綴られた文章は軽快で、ビジネス書として示唆に富むだけでなく、読み物としても楽しむことができます。

南場智子

南場智子Namba Tomoko

新潟県生まれ。津田塾大学卒業後、外資系コンサルティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。1988年マッキンゼーを退職し、米国ハーバード・ビジネス・スクールに留学し、MBAを取得。90年帰国後マッキンゼーに復帰する。96年マッキンゼーでパートナー(共同経営者)に就任。99年DeNAを設立し、オークションサイト「ビッダーズ」のサービスを開始。携帯電話向けサービス「モバオク」「モバゲータウン」(現Mobage)といったサービスを次々と展開し、右肩上がりに成長。2011年DeNA代表取締役社長兼CEOを退任し代表権のない取締役に就任。著書「不格好経営 チームDeNAの挑戦」(日本経済新聞出版社)が発売中。


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