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・階段を一歩上るとき
・株式会社ディー・エヌ・エー取締役 ファウンダー
・南場智子
・リスペクトとチャレンジが、チームを最強にする

  • マッキンゼーのパートナーから一転、DeNA設立
    マッキンゼーのパートナーから一転、DeNA設立
    コンサルタントからの起業。創業から4年間は赤字が続き、金策に走り回る日々だった。

    チームに喜びを与えるために重要な「揺るがない姿勢」

    コンサルタントに物足りなさを感じていた時、やりたいプランに出会い、1999年、ディー・エヌ・エーを設立。オークションサイト「ビッダーズ」を立ち上げたんですが、システム作りに翻弄しているうちヤフーがオークションサービスを開始し、先を越されてしまいました。

    でも、ビッダーズを生み出したとき、みんながとても輝きのある、すごくいい顔をしたんですね。チームが一丸となって目標を達成した瞬間の社員ひとり一人の純粋な喜びの顔を見て、「私の役目はこの組織をまとめていくことだ」って、心に決めたんです。起業した当初、システムもデザインも自分にできないことばかりだったので、とにかく助けを求めました。この人と思ったら「保証は何もできないけど活躍できるステージはある、あなたが必要だから助けて」と口説き落とし、最初の10人を連れてきたんです。その先は「自分が尊敬する人を一人、口説いて連れてくる」という方法で集まってくれたメンバー。こんなチャレンジングで強いチームなのだから成功しないわけがない。そう確信していたし、素直に尊敬できる社員ばかりでした。

    マッキンゼーにいた頃の自分と違い、ディー・エヌ・エーのトップとして必要だったのは揺るがない姿勢。コンサルタント出身なので、ロジカルに考えすぎてしまって「こっちの方が正しいのでは?」と迷うこともあったんですが、それを見せちゃいけないんですね。インターネットオークションという「掘りどころ」を間違えたのでは。違う所を掘ったほうがいいんじゃないか。優秀な社員たちの才能をムダにしてないか。と、すごく怖かったんですよ。でも決断したら「大丈夫、間違いない!」と言い切って取り組んだほうがチームは強くなる。私が迷う姿を見せたら突破力が弱まってしまうんです。

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  • トップダウンではなく「球体組織」という考え方で組織を強くする

    ただ、トップとして社員たちを枠に押し込めてしまうのはあってはならないと思いました。上下があるヒエラルキー組織ではなく、社員全員、ひとり一人に役割分担がある「球体組織」。つまり、球の表面積の大小はあっても必ず全社員が一部を担う。それぞれ得意な分野での役割分担を持って、自分が担っている仕事は組織の表面積においては圧倒的な代表だという気合と責任感を持って仕事をするという考えでやってきました。

    会社というものは多様性がなくてはならないもの。だから、例え欠点がある人でも、何か秀でたものがあるのならそれを活かして活躍できるステージを作ってあげる。そうすることで、球体の面を担う一人ひとりが自分の持ち味を発揮していくことができれば、どんどん組織は強くなっていくんです。

    そういった組織を作っていく上でチームのメンバーに求めるのは、「表面積を担う責任を持ち、自ら意思決定をする」こと。自ら意思決定するのは怖いですし、迷いも出ます。けれど、失敗しながらでも経験を積み、迷わずやり遂げていくことが、ひいては強いチームを形成し、継続的に発展させていくことに繋がるんです。

    そのためにトップの人間がすべきことは、球の表面積と表面積をしっかりと繋いで、会社の方向性をしっかりと決めて、そこへ向かってみんなを誘うことだと思っています。


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