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・階段を一歩上るとき
・株式会社ディー・エヌ・エー取締役 ファウンダー 
・南場智子
・リスペクトとチャレンジが、チームを最強にする

2013年6月20日更新

ハーバード・ビジネス・スクールへ留学後、復職したマッキンゼーでパートナー(共同経営者)にまで登りつめ、事業家として2,700万人の会員数を擁し、プロ野球球団を持つ企業にまでディー・エヌ・エーを成長させた南場さん。ところが、起業当初は赤字続きであらゆる失敗を繰り返したという。七転八倒しながら掴んだ、南場さんの最強チームをつくる組織論とは。

  • 2年でマッキンゼーを退社、ハーバート大学へ留学
    2年でマッキンゼーを退社、ハーバート大学へ留学
    ハーバート・ビジネススクールでMBAを取得後、母の病気もあり日本での就職を希望した。

    「逃げ出す」ようにしてハーバード・ビジネス・スクールへ

    新卒で入社したマッキンゼーでは夜中の3時まで仕事をしていました。プレゼン資料を作成し、企画書を直し、翌朝9時に出社するという繰り返し。精一杯仕事に取り組んでも自分の良さや能力を発揮しているとは全く思えず、実に苦しい2年間でした。

    マッキンゼーでは「バリューを出せ」と言われるんですね。コンサルタントですから、バリューとは分析をし、クライアントが満足する提案をし、チームに役立つことだと思っていました。けれど、いくら一生懸命仕事をしても求められるバリューを出せない。チームにも全然役立つことができなくて、その焦りから疲れ切ってしまい、「この生活を変えなきゃ」と思うようになっていきました。

    「自分が本当にしたいことを考える時間が欲しかった」といえば聞こえはいいですが、「何かをするため」という能動的な理由ではなく、一刻も早くその場から逃げ出したかったんです。それで、ハーバード・ビジネス・スクールに留学をしたんです。留学してからはパラダイスでした(笑)。苦しんだ日々が嘘のようにすっかり解放され、「自分が学費を払っているんだから、勉強しないのも自由だ!」と、好き放題に遊んでいました。

    そんなわけで、2年間の留学で職業観が明確になることもなく、自分が何をしたいのかは見つけられなかったんですね。周囲に便乗して就職活動をして米国投資銀行に内定をもらったんですが、日本に戻りたいという自分の希望に沿わなくて、結局、自ら日本のマッキンゼーに戻りたいと連絡したんです。

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  • チームのおかげで自分のバリューが引き出された2度目のマッキンゼー時代

    マッキンゼーで再スタートしたものの、最初の仕事でいきなりつまずきました。クライアントを説得できないんです。実績も実力もない自分の提案に自信が持てず、頭の中でロックがかかって動けなくなっちゃう。クライアントとの軋轢は深まるわ、他のメンバーも忙しくて助けてくれないわで、「私、全然実力ない」って、2年前の感覚を思い出して打ちひしがれ、再び転職活動を始めたんです。

    それで、辞める意思を固めたとき、恩を受けていた先輩に「すごくいいプロジェクトが取れたからこれだけ手伝ってよ、辞めるならその後にして」と懇願され、最後の仕事のつもりで引き受けることにしたんです。

    ところが、これが最後の仕事と思ったとたん、自分の評価なんてものが全く気にならなくなったんですね。私のやるべきことは、目の前のプロジェクトだけに向き合い、チームのみんなのバリューを引き出すことだって思えたんです。そうやって仕事を進めていったら、それまでと見違えるように上手くいって成果も出て、喜ぶクライアントの姿を見て「仕事って面白い」と感じることができました。ただ、振り返ってみるとそのときはとても優秀なメンバーが私を支えてくれていたんですよね。チームのメンバーのおかげで、それまで劣等生だった私が変わることができた。このとき、チームの力の大きさを実感することができたんです。


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