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スピーディーな行動で、絶好の機会をつかんだ

転職を「成功した人」と「失敗した人」は、それぞれどんなきっかけで、どんな方法で転職活動を進めたのでしょうか。
ここでは、転職にまつわる成功・失敗事例を通じて転職活動を上手に進めるコツをご紹介します。

早期退職制度を利用。ゆっくり考えようと思っていた矢先、目の前にチャンスが…

転職事例:渡辺さん(37歳)
中堅電機メーカー マーケティング → 大手電機メーカー マーケティング
年収 : 850万円 → 880万円

・転職市場について情報収集したい
・自分の経験が生かせる仕事がしたい

転職に踏み切ったのは、自分から望んでのことではありません。中堅電機メーカー・A社でアジア市場のマーケティングに携わっていましたが、事業部の撤退が決まって…。会社に残りづらい空気を感じ、早期退職制度に手を挙げました。

とりあえず情報収集をしようとリクルートエージェントに相談したわけですが、突きつけられたのは厳しい現実。CA(キャリアアドバイザー)さんは、マーケティングのスペシャリストとしての私のキャリアを高く評価してくださったのですが、それを求める企業がほとんどない現状では、「市場価値が高いとは言えない」ということでした。

けれど、一つだけチャンスがありました。大手電機メーカー・B社が非公開で採用活動をしているとのこと。前職より企業規模は大きく、願ってもない求人です。正直なところ、退職を機に1~2ヵ月骨休めでもしたいという気持ちもあったのですが、CAさんから「すぐに応募してください」と言われました。「B社は、今は採用に意欲的ですが、来月には採用活動を打ち切るようです。動くなら今のうちです」と。私の経験を生かせる求人が少ない上、そんな裏事情を聞いたからには、のんびり構えてはいられません。すぐに応募書類を提出しました。

 

転職成功のポイント!
自分の都合を優先するのではなく、市場を見て動くことが大切

自分にとって最適なタイミングで転職できるのであれば、それに越したことはありません。しかし、転職市場は変化し続けており、わずか数週間~1カ月で大きく状況が変わることもあります。自分の都合だけでなく、転職市場の動きを見ながら、行動を起こすべきタイミングを見極めることが大切です。ひとりでの情報収集には限界がありますので、転職市場に精通したキャリアアドバイザーの情報を最大限に活用しましょう。

一次面接で、思いもよらないマイナス評価

B社が求める経験・スキルの条件はほぼクリアしていたので、書類選考は問題なく通過し、一次面接に進みました。

積み上げてきたキャリアには自信を持っていたし、それを伝えれば十分だろうと思っていたので、これといった対策や準備などはしませんでした。しかし、それでは不十分であることがわかりました。一次面接を終えた後、CAさんから伝え聞いた企業からのフィードバックは、「意欲を感じない」「本当にうちの会社でやっていく覚悟はできているのか?」という懸念がある、というものでした。

この年齢になれば、経験で勝負するものだと思っていたので、思いもよらない反応でした。CAさんが言うには「渡辺さんと同じレベルの経験を持つライバルは大勢いる。その中から選ばれるためには、入社後に何がしたいのか、自分はどうなりたいのか、明確なビジョンを伝える必要がある」とのこと。私の経験・スキルがあれば、企業は何の懸念もなく採用してくれるだろうと思っていたので、正直、この言葉には戸惑いました。CAさんの「もう一度、原点に立ち返ってみましょう」という言葉を受けて、自分の強みと入社後に実現したいことを整理することにしました。

 

転職成功のポイント!
経験だけではなく、意欲を見せることが大切。

企業が採用に慎重になっている今、最終面接まで進みながら「意欲に欠ける」「意思が不明確」といった理由で不採用になるケースが多数見られます。どんなに自信があったとしても、これまでの経験・スキルだけ提示し、「選んでください」という意識で面接に臨むと、「受け身な人」と見られてしまいます。転職活動の初期段階で、転職で何を実現したいのか、自分はどうなりたいのかといった転職の目的を明確にしておくことが重要。転職の目的が明確な分、面接で意欲を伝えやすくなるのです。

自分の「受け身姿勢」を反省。「転職の目的」を整理、アピールして成功

「マーケティング職としての自分の強みはどこにあるか」「やりがいを感じるのはどんなときか」「足りないと感じていた部分はどこか」「この転職によって、一番手に入れたいものは何なのか」……など、CAさんから投げかける質問に答えていくことで、転職の目的が整理できました。その上で、「これから自分がやりたいのはこれである」「B社だからこそそれができる」というストーリーを組み立てていきました。その作業をしたことで、これまでの自分が受け身な姿勢だったことに気づきました。採用企業から「意欲を感じない」「本当にうちの会社でやっていく覚悟はできているのか?」と見られても仕方がないと思いましたね。

自分自身が納得できる志望動機を準備し、二次面接へ。一次面接での懸念を払拭し、無事に内定を得ることができました。それからわずか数日後、CAさんが予告していたとおり、B社は採用活動を打ち切ったそうです。応募せず1~2か月骨休めなんてしていたら、今ごろどうなっていたか…。私と同時期に退職したA社の元同僚の何人かは、しばらく旅行に行くなどして休暇を過ごしていたそうですが、転職活動に本腰を入れて半年たった今も、まだ転職活動を続けていると聞きます。市場の厳しい現実と企業の採用動向を知り、危機感を持ってスピーディに動くことができてよかったと思います。

 

担当キャリアアドバイザーより

景況が厳しい中での転職活動で大切なキーワードは、「スピード」「行動」「主体性」です。のんびり構えていてはタイミングを逃します。

内定を獲得するために多くの応募者がひしめく中、「待ち」「受け身」の姿勢では、競争を勝ち抜くことはできません。キャリアアドバイザーは、転職市場の動き、企業の採用計画、求められる人材像だけではなく、他の応募者の動きもある程度つかんでいます。それらをふまえた選考対策が可能ですので、ぜひ私たちの情報を活用してください。
すでに離職された方の場合、「長年働いてきたので、しばらくゆっくりしたい」「今は求人が少ないから、景気が回復するまで待とう」など、活動を先送りするケースもよく見られます。しかし、離職期間が長引くにつれて、転職市場ではどんどん不利になっていきます。この先、景気が回復して求人が増えたとしても、離職期間というハンデを埋められない可能性も。なるべく早く行動を起こすことをお勧めします。