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「森を見て木を見ず」で、入社後に後悔

転職を「成功した人」と「失敗した人」は、それぞれどんなきっかけで、どんな方法で転職活動を進めたのでしょうか。
ここでは、転職にまつわる成功・失敗事例を通じて転職活動を上手に進めるコツをご紹介します。

前職での不満を解消できる会社を選んだつもりだったが…

転職事例:菅原さん(30歳)
外資系部品メーカー セールスエンジニア → 外資系装置メーカー セールスエンジニア
年収 : 570万円 → 620万円
・現場の意見が反映される風土の会社に行きたい

外資系の部品メーカーでセールスエンジニアをしていました。転職に踏み切ったのは、日本のビジネス風土にそぐわないやり方を本国から強いられることに耐えきれなくなったから。お客さまと直に接する立場から上司に改善を訴えても、本国に伝えてくれている様子もない。そこで、日本の商習慣をちゃんと理解して戦略を立てているような会社に移りたいと思ったんです。

独自で求人を探したところ、外資系装置メーカーA社が目に留まりました。ワールドワイドに展開していて、その分野では世界でもトップクラスのシェア。営業戦略策定は現地法人に任せる方針で、各拠点の裁量権が大きい。日本での歴史も長い。「ここしかない」という思いで応募し、スムーズに入社に至りました。

ところが、入社して間もなく、A社の欠点が目につくようになったんです。配属された支社の支社長と本社の営業部長の折り合いが悪く、コミュニケーションが全くとれていない。現場の問題点や改善策を提案しても、トップに届かないんです。

これじゃ、前の会社とほとんど変わりありません。

 

転職成功のポイント!
「会社」を見るだけでなく、「事業所」を見て判断する

大手企業のパンフレットやホームページでうたわれている理念や方針に共感したとしても、必ずしも全ての拠点に浸透しているとは限りません。運営方針や風土は、事業所によって大きな差があることもあります。小規模の事業所ではトップ1人が圧倒的な権力、強い影響力を持っているケースも多数。自分が所属する拠点はどのような方針で運営されているのか、どのような雰囲気なのかを面接でしっかりと確認してください。

入社数ヵ月で、再び転職活動を開始。規模やブランドにこだわらずに探す

社内での意思疎通がうまく行っていないことが原因で、顧客からのクレームも多数寄せられていました。それを処理しようにも、上司達の意見が対立している状態では前に進まない。そんな環境だから、退職者も多い。その欠員補充のための募集を行い、入社したのが僕だったというわけです。

ここでは自分が思うような働き方ができないと考え、再度転職することにしたんです。

前回の転職活動では、企業の内情が事前につかめず失敗した。その点、リクルートエージェントなら表に出ていない裏情報も手に入ると思い、相談しました。

CA(キャリアアドバイザー)さんから、「前回は『会社』のデータや経営方針だけを見て失敗してしまったのですから、今回は『職場』を見て、自分が望む働き方ができるかどうかを見極めていきましょう」と言葉をかけられてハッとし、なるべくいろいろな企業を見てみようと思いました。

今度こそ失敗しない! 面接では相手の考えを聞くことに注力

規模を問わず複数の会社に応募しましたが、やはり前の会社を数ヵ月で辞めたことが足を引っ張って、書類選考はやや苦戦しました。安易な会社選びでムダな転職歴を作ってしまい、悔しいですね。

それでも、幸い面接に呼んでいただける会社もあります。企業研究として、ホームページに記されている事業理念や方針などにはもちろん目を通していきますが、それだけを鵜呑みにはしないようにしています。

1次面接では現場の責任者、最終面接ではトップが相手となるわけですが、こちらから積極的に質問して、それぞれの考えを確認するよう意識しています。

そして最終的には、知名度や条件よりも、「風通しがよく、提案や意見が自由に言える環境かどうか」を重視して選びたいと思っています。

 

担当キャリアアドバイザーより

同じような業界で同じような商品を扱っていたとしても、仕事の進め方や顧客に対するスタンス、企業風土などはさまざまです。キャリアアドバイザーからも、その企業ならではの特徴をお伝えしますので、ぜひ私たちが持つ情報を活用してください。
ただし、最終的に見極めるのは自分自身。面接に行った際は、ただ自分のキャリアをアピールしたり質問に答えたりするだけでなく、自分から質問をして相手の考えを引き出す、職場見学をさせてもらって風土を肌で感じるなど、観察眼を研ぎ澄ませることも大切です。面接は自分が相手企業をジャッジする場でもある、と考えてください。