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憧れにとらわれ、自分らしさを見失う

転職を「成功した人」と「失敗した人」は、それぞれどんなきっかけで、どんな方法で転職活動を進めたのでしょうか。
ここでは、転職にまつわる成功・失敗事例を通じて転職活動を上手に進めるコツをご紹介します。

店長から営業職へ。キャリアチェンジを試みるが失敗に終わり…

転職事例:河村さん(31歳)
ゲームセンター 店長 → 営業職希望
年収 : 400万円 → 370万円
・営業職に転身したい
・キャリアアップ、スキルアップを目指したい

ゲームセンターで店長をしていましたが、業績悪化で店舗が閉鎖になったんです。業界の先行きに不安もあったので、これを機に退職。営業職を目指して転職活動を始めました。

家族を養っていけるだけの収入を確保したいし、できれば土日に休みたいという希望もありましたが、本音をいえば「スーツ姿のビジネスマン」への憧れもあったんです。

お客様とコミュニケーションを取るという点では同じでも、店舗での接客より営業職の方が職業としてのグレード、ステイタスが高い……そんな風に感じていたんですよね。

最初は求人サイトで営業職の募集をピックアップし、業界を問わず片っぱしから応募しました。しかし、ことごとく不採用に…。面接にすら進めないまま5ヵ月が過ぎ、切羽詰まってリクルートエージェントに相談してみたんです。

 

転職成功のポイント!
経験を生かす方向の転職活動も同時に進めるべき

販売・サービス職から営業職に移りたい、という方は大勢いらっしゃいます。

景気がよく大量採用が行われている時期であればそうしたキャリアチェンジも叶いやすいのですが、不況時は営業経験者の応募者も多く、未経験者は受け入れられにくいのが実情です。すでに退職した方の場合、離職期間が長引くほど転職市場で不利になりますので、経験を生かせる仕事への転職活動も並行して進めることをお勧めします。

「自分が生き生きと輝く場面」を見つめ直した

「やはり営業経験がないと厳しいんですかね」。

私がそう言うと、CA(キャリアアドバイザー)さんは「それも確かにそうですが、不採用になった理由はもっと根本的なところにあると思いますよ」とおっしゃいました。

「河村さんは営業職にただ漠然と憧れているだけではありませんか。その業界や商材に対する興味や、自分がどう働きたいかということを考えていましたか」

何も答えられませんでしたね。確かにその通りだ、と思いました。営業職に就くことだけで頭がいっぱいで、自分が働く姿までイメージできていなかったんです。

「改めて、今までの河村さんの経歴を詳しくお聞かせ下さい」

これまでの経験を一通り伝えると、CAさんから「部下とのコミュニケーションやチームワークのことを話しているときの河村さんは、特に目が輝いていますね」と言われました。

そこで改めて認識しました。私は、若いスタッフたちをグイグイ引っ張って、活気のある「チーム」を作り上げていくことにやりがいを感じていたんですね。

 

転職成功のポイント!
「どんな風に働きたいのか」の軸を明確に

同じ業種・職種であっても、企業によって働き方や求められる要素は異なります。

たとえば「丁寧さ」「きめ細かさ」が重視される場合もあれば、「効率」「スピード」が求められる場合もあります。また、チームワークを優先する職場がある一方、個々の判断での行動を求める職場もあります。自分はどんな働き方を心地よいと感じるのか、どんな働き方なら持ち味が生かせるのかを考えておきましょう。そこに、自分の強みが隠れていることが多いものです。

自分らしく働ける職場は、やはり「店舗」だと確信

スタッフを育て、強いチームを育てる。それが私の強みであり、自分らしさが生かせる働き方です。そんな働き方ができる職場は、やはり店舗だと思いました。そこでCAさんからいくつかの店長候補求人を紹介していただきました。

その中でも、急成長している外食チェーンに興味を持っています。まだまだ選考途中ですが、手ごたえは感じています。

思えば、前にいた店舗では客足が鈍り、先行きへの不安を抱えていたことから、自分にも自信が持てなくなっていたのかもしれません。成長が感じられる会社に入り、自分自身も成長して、誇りを持って働いていきたいと思っています。

 

担当キャリアアドバイザーより

店長職から営業職への転職を目指す人からは、「土日に休みたい」という理由もよくお聞きします。

しかし、よくよくお話をうかがってみると、「店舗の仕事には不満はない。むしろ好きだ」という方がほとんど。そうした方々に、休日の制度が充実している小売・外食企業の店長求人をご紹介すると、納得して転職を決める方が多数いらっしゃいます。業界や職種を変えないかぎり今の不満を解決できないと思い込んでいる方は多いようですが、決してそんなことはありません。働きやすい制度や組織体制を整えている企業もありますので、まずはご自身の経験を生かす道から探ってみることをお勧めします。