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よく調べない安易な転職が大きな誤算を生み…

転職を「成功した人」と「失敗した人」は、それぞれどんなきっかけで、どんな方法で転職活動を進めたのでしょうか。
ここでは、転職にまつわる成功・失敗事例を通じて転職活動を上手に進めるコツをご紹介します。

簡単にできた転職は大失敗に・・・

転職事例:石川さん(29歳)
ファーストフード店長 → 飲食店スタッフ
年収 :430万円 → 400万円
・勤務時間の不規則さを是正したい
・店長以上のキャリアパスが見えるようにしたい

最近まで僕は、ファーストフード店で働いていました。仕事はまあまあ順調だったんですが、30歳近くになって深夜勤務が辛くなってきたんです。また、僕は店長という立場だったんですが、このチェーンでは40~50代でも店長やっている人も多く、それ以上のキャリアパスが見えてこないという不安も感じられました。

そうした不満や不安を解消するために、転職を思い立ったのです。学生時代から今まで4社ほど飲食業界で転職してきており、店長経験も3年あるので店のマネジメントにはある程度の自信を持っていました。だから、同じ飲食業界ならすぐに採用されるだろうと踏んでいたのです。実際、求人誌でデザート店を展開しているおもしろそうな会社を見つけ、そこに応募したところ、すぐに採用が決まりました。

ここまでは予想通りの展開でした。だけど、働き始めてすぐに、入社前に聞いていたのとは話が違う点が多いことに気が付いたんです。勤務は早朝から夜遅くまでと長時間にわたり、提示されていた給料は残業手当込みの金額。しかも、僕は単なる一スタッフとして扱われ、単純な下働きしかさせてもらえない。この環境にがっかりしてしまい、わずか1ヵ月でそこを辞めることになりました。

 

転職成功のポイント!
転職の目的がずれないようにしましょう

この方は、店舗で働いた経験が豊富で、店長としてのマネジメント力にも自信がありました。そのため、どの企業でもやっていけるはず、と転職を安易に考えてしまい、結局は思ったような仕事に就くことができませんでした。

転職によって変えたいことがキャリアパスの明確化と労働環境なのであれば、それが叶う企業をちゃんと選ぶべきです。また、入社後に自分がどんな仕事をすることになるのか、きちんとイメージできるまでその企業の情報を調べることが必要といえるでしょう。

 

甘い転職態度を指摘され、大反省

自分ひとりで転職先を探すことの難しさを実感した僕は、今度はリクルートエージェントに相談を持ちかけることにしました。大手の会社だからきっといい提案をしてくれるだろうと思ったのです。

しかし面談のとき、キャリアアドバイザー(CA)さんからは期待していた提案はすぐに出てきませんでした。まず「簡単に転職先を決めすぎている感じがします」とはっきりと言われたのです。

企業情報をきちんと把握せず、自分の強みをどう活かしていくかという展望もないまま転職活動をしている印象が強いということでした。そして、ついには「あなたは今、人生を左右する転職をしようとしているのです。本当に勤務形態を改善し、将来のキャリアパスが見えるようにしたいのなら、それを突き詰めた転職活動を徹底すべきではないでしょうか」という厳しい指摘をいただいてしまったのです。

たしかに僕は、学生時代の延長で転職を軽く考えている節がありました。転職理由となる不満があったとしても、次に行きさえすればなんとかなると思い込んでいました。「もうすぐ30歳になるというのに、これではいけないな」。浮かれた心は消し飛び、これまでの自分を深く反省するに至ったのです。

 

転職成功のポイント!
職場を変えるだけでは、不満がなくなるとは限りません

基本的に転職は、前職で感じた不満などを解消してこそ成功と言えます。しかし、この方のように、場所さえ変えれば、問題が解決すると考えている方は案外と多いようです。いま一度転職理由となった不満を見つめ直し、それを解消できるような転職先選びを心がけましょう。

 

企業研究と面接対策に没頭

今、僕は心を入れ替えて、転職活動に一所懸命な毎日です。

CAさんに企業・業界の情報とアドバイスをいただきながら、企業研究と面接対策に徹底して取り組んでいるんです。中でも面接力向上セミナーは、採用する企業側の視点がよく分かり、とても役立っています。

目指す仕事は、CAさんと相談し、アドバイスをいただいたうえで、コンビニエンスストアの地域スーパーバイザーに決めました。飲食業界とまったく異なる職種ですが、これまで培ってきたマネジメント力が活かせるということで選んだものです。なにより、この仕事は勤務時間帯が安定していることとキャリアパスが見えるというところが魅力でした。

道のりは遠そうですが、当初に掲げた目標が叶えられる環境が見つかり、やる気が出ています。

 

担当キャリアアドバイザーより

石川さんは、飲食業界でのキャリアとスキルが豊富だっただけに、いつでも簡単に転職を繰り返すことが可能だと思われているところがありました。そのため、企業を選定する目はずいぶんと甘くなっていたようです。真剣に人生を考え、失敗しない転職を実現するためには、転職に至る理由、自分の能力、将来どうなりたいのかを明らかにし、それに基づいた企業選定をしっかり行うことが大切です。