転職エージェント トップ > 転職成功ガイド > 転職事例 > ワーホリ、留学経験はウリになる!?【第二新卒の転職事例Vol.26】

ワーホリ、留学経験はウリになる!?【第二新卒の転職事例Vol.26】

「何から始めたらいいのか分からない」「アピールできるものがない」「やりたい仕事が分からない」──。
働くこと、仕事のことで悩んでいる第二新卒のみなさんに向けて、第二新卒の方々の転職エピソードを、毎週1話ずつご紹介します。

ワーホリ・留学は、転職のウリになる!?

ワーキングホリデー経験者は、外資系企業を希望する人が多い。海外経験を仕事でも活かしたいようだが…。

ワーキングホリデーでファームステイをしていたF・Tさん

●百貨店に就職、紳士服担当となるが、人間関係悪化で退社。
●退職後の進路はワーキングホリデーを利用し、憧れていた農場生活へ。
●日本に戻り再就職活動。希望は、ズバリ「国際的な仕事」。

大卒後、アメリカのカレッジで2年を過ごしたG・Mさん

●大卒後、半年間のフリーター兼留学準備を経て、カリフォルニアの大学に留学。
●在学中は英語とメディア論を中心に学ぶ。
●米国での就職が困難なため、帰国して外資系企業への就職を希望。

英国の日本人がいない街で1年間過ごしたO・Dさん

●大学の英文科を卒業後、メーカーの事務職へ。休日にはかかさず英会話学校へ通う。
●もっと英語力を身につけたいと英国へ。
●帰国して外資系企業への就職を希望。

大学時代は冒険部、そして放浪の旅へ出たI・Sさん

●旅好きのせいで、大学を1年留年。
●卒業後すぐに世界1周の旅へ。旅先でアルバイトをしながら、20カ国をまわる。
●1年後に帰国。「これからは地に足をつけて地道にやりたい」。

4人の海外経験者。このなかで、かろうじてこの経験が活かせた転職をしたのは誰だと思いますか?
答えは、最後のバックパッカーI・Sさんです。

「どうして、まがいなりにも働いていたF・Tさんや、ちゃんと勉強していたG・Mさんより、旅行三昧だったI・S君がうまくいったの?」という声が聞こえてきそうですが、第二新卒の採用において、4人をキャリアの観点から見た場合、それほど大差がないのが実情です。

海外に憧れ、あるいは語学修得を目指して、留学やワーホリに行く人が増えていますが、海外に行くこと自体が目的になってしまっている人も少なくないようです。帰国後はその経験を活かして「ぜひ、外資系企業へいきたい」「ぜひ、英語を活かした仕事を」と希望する人が多いの ですが、残念ながら、海外にいた時間は、ビジネスの世界ではブランク期間とみなされることの方が多く、あまりプラスに作用しません。英語についても、企業がもとめているのは、ビジネスのなかで英語を使った経験であって、日常会話が出来ても、発音がネイティブに近くても、大きなアドバンテージにはなりにくいのです。そのため、海外生活経験があっても、<国際性/英語力がある人>という評価にはつながりません。しかもF・Tさん、G・Mさんが希望する国際的な仕事、外資系といった条件は、一般的にも人気が高く、応募者が殺到するため、そう簡単に内定はもらえないのです。

さて、話を最初に戻します。なぜ、I・Sさんだけは、この経験が活かせたのか。それにはこんな話のつづきがあったからです。

I・Sさんはあるメーカーへ応募。その選考の途中のある日。昔、お世話になった村が天災で酷い状態になっているというテレビニュースをたまたま目にしたのです。驚いたI・Sさんは「これは放っておけない」と、企業の人事担当者に事情を話して、その地に飛び出していってしまいました。しかし、彼のそういった義理堅さは企業にも伝わり、なんと彼が戻ってくるまで、ひとつ席を空けて待っていてくれたのです。言ってしまえば運のいい話ですが、このぐらい相手の心を捉えることでないと、「ああ、またワーキングホリデーくんか…」くらいにしか企業側は思ってくれません。

キャリアアドバイザーからのひとこと

留学・ワーホリはキャリアのブランクとみなされる危険性あり。

海外経験、語学力だけで転職が成功するわけではありません。企業の面接官から見れば、ワーホリ経験者が10人いたら9人がその海外経験を活かした仕事を希望されます。つまり、耳にタコができるくらい平凡な応募動機にしか見えないのです。あなたが帰国して、これから転職活動をするつもりなら、語学・海外生活経験だけでなく、別な角度から「なぜ、この仕事を私は希望するのか」をもう一度自問してください。

今、転職するべき?ご自身のキャリアや方向性に悩んだら、「転職のプロ」にご相談ください(サービスはすべて無料です)。