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面接での挨拶の仕方は?印象を良くする方法やオンライン時の挨拶も紹介

面接 挨拶

人の印象や好感度を左右する可能性のある挨拶。中途採用の面接では、どのタイミングで何を伝えたらよいのか悩む方もいるでしょう。

ここでは対面やオンラインなどケース別の挨拶の仕方について、組織人事コンサルティングSeguros代表コンサルタントの粟野友樹氏に解説いただきました。面接に臨む前に、ぜひ参考にしてみてください。

受付での挨拶の仕方

挨拶は面接時のみ気を付けるのではなく、到着時の受付から気を付ける必要があります。受付での挨拶の仕方について、有人の場合とインターホンなど無人の場合に分けて解説します。

有人の受付の場合

有人の受付の場合は「本日〇時から、〇〇部の〇〇様と面接のお約束をしております〇〇です」と「約束の時間」「面接担当者の名前」「来社の目的」「自分の名前」を伝えます。このとき緊張していると早口になってしまいがちなため、落ち着いてゆっくりと話す意識を持つことが大切です。

複数の会社が入っているビルの受付に申し出る場合は「面接を行う会社名」も忘れずに伝えましょう。

無人の受付の場合

受付に案内係が常駐しておらず、インターホンが設置されている場合や、内線電話が置かれて各部署の番号が示されていることもあります。

この場合「本日〇時から、〇〇部の〇〇様と面接のお約束をしております〇〇です」と担当部署に到着したことを伝え、面接担当者につないでもらいます。来訪システムの場合は事前に届いている案内にそって手続きをします。

面接時の挨拶の仕方

面接担当者は応募者に対して「社会人経験があり、ビジネスマナーを理解している人」と認識しているものです。転職での面接はビジネスシーンと同じと考えましょう。

初対面の挨拶をして名乗る

面接担当者から名前を呼ばれる、あるいは「どうぞお入りください」と言われた後「失礼いたします」と一声かけて入室します。椅子の横まで移動し、立ったままで「はじめまして、〇〇(名前)と申します。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」と挨拶の言葉を述べます。

小声や早口にならないように気を付けて、語尾まではっきりと伝えましょう。

礼儀正しく、笑顔で一礼

挨拶の後は自然な笑顔でお辞儀をします。緊張しているからといって、顔が強張らないように注意しましょう。

ゆっくりとした動作を意識すると、丁寧な印象を与えられます。緊張してしまいそうな人は、面接の前に鏡を見ながらチェックしてみることをおすすめします。

面接担当者が室内で待機していない場合

面接担当者が後から入室する場合、案内係に「お掛けになってお待ちください」と言われたらお礼の言葉を述べ、下座に座って待ちます。面接担当者が入室したらすぐに立ち、挨拶をします。

案内係が何も言わなかった場合はお礼の言葉を述べ、下座の席の横で立ったまま面接担当者を待ち、面接担当者が入室した後に挨拶をします。面接担当者に「どうぞお座りください」と促された後「失礼いたします」と言って着席します。

面接終了時の挨拶の仕方

面接が終了したら立ち上がり「本日はお時間をいただきありがとうございました」と感謝の意を伝え、お辞儀をします。その後ドアの前まで歩き、面接担当者に向かい「失礼いたします」と述べ退室します。ドアの開閉は大きな音を立てないように、静かに行いましょう。

その後も建物を出るまでは様子を見られている可能性もあるため、すれ違う人や受付の人にも挨拶を忘れずに行いましょう。携帯電話を触ったりコートを着たりすることも、建物を出るまでは避けておくのが無難です。

オンライン面接時の挨拶の仕方

オンライン面接の時でも、挨拶の仕方は対面の場合と基本的に同じだと考えます。ただし、オンラインの場合は対面よりも声が聞こえにくい場合があるので、よりはっきりと発声する意識を持つことが大切です。

また、お辞儀をする際は対面の時ほど上体を倒すのではなく、頭を45度程度下げる意識で行いましょう。このときお辞儀と発声を同時に行なってしまうと声が通りにくくなるため、挨拶を伝えてから頭を下げることをおすすめします。

面接で挨拶するときに気をつける点は?

面接担当者に好印象を与えられるように、面接時の挨拶で気をつけておきたい点について解説します。

在籍中の会社名を名乗らない

「株式会社△△の〇〇です」と、在籍している会社名や肩書きを名乗らないようにしましょう。面接の挨拶の冒頭は名前だけで大丈夫です。

会社名や肩書きは、面接担当者から職歴や現在の職業について聞かれた際に伝えます。

相手の目を見て挨拶する

面接担当者に好印象を与えるために、しっかりと目を見て挨拶することが大切です。

緊張すると目線が外れてしまうことがありますが、そのようなときは面接担当者の眉の間などを見る意識を持つとよいでしょう。

明るい表情と声のトーンで挨拶する

しっかりと口角を上げ、大きな声で挨拶を行うとよい印象を与えられます。表情が暗かったり声が小さかったりすると暗い印象に映ってしまう可能性があるので、事前に鏡を見て練習しておくことをおすすめします。

お辞儀の種類を使い分ける

お辞儀はシチュエーションや相手に応じて使い分けるとよいでしょう。

面接の前後は背筋を伸ばして上体を30度くらい傾けるお辞儀を行います。受付での挨拶やすれ違った人には会釈で対応しましょう。通常のビジネスシーンと同様に、シチュエーションに適した挨拶を心がけることが大切です。

 

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント 粟野友樹氏


約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルを行っている。

記事作成日:2019年05月30日 記事更新日:2023年12月18日