
応募先企業一社ごとに用意しなければならない履歴書。作成するには、なかなか労力がかかるものです。「丁寧さをアピールするため手書きで?」「読みやすさを重視し、パソコンで?」と、履歴書を「手書き」と「パソコン」のどちらで作成するか迷う方もいるのではないでしょうか?
ここでは、履歴書をどちらで作成するか判断するためのヒントを紹介しています。
まずは履歴書の作成方法に指定があるか確認
募集要項や求人票で、指定の作成方法があるのか、推奨するフォーマットはあるのかを確認しましょう。
指定がなければ、基本的にはどちらでも構わない
履歴書で重要なのは、あくまでも書かれている内容です。基本的に応募者の個人情報(名前・住所など)や、学歴、職務経験、資格などの情報を知ることが目的の書類なので、手書き・パソコンのどちらで作成したかで直接的に合否を左右することはないでしょう。
転職成功者の6割は手書きで作成
一般的にビジネス文書はパソコンで作成するのが主流になっていますが、履歴書に関しては、今も手書きが主流になっているようです。ただ、それぞれにメリット・デメリットがあるので、どちらにすればいいのかという正解はありません。
また、業界によっても比重は異なります。どちらで作成するかは、応募先企業の立場になることを第一に、選択するといいでしょう。
注意したいのはIT系や外資系等業界です。企業によっては手書きがマイナスイメージになるケースもあることもあるので注意しましょう。
手書きで作成するメリット
- 丁寧に書くことで誠実な姿勢や入社への意気込みが伝わる
- 字がきれいな人は評価の対象になることもある
パソコンで作成するメリット
- 大幅な時間の短縮になる
- 誰でも読みやすい
- 簡単に修正・複製できるので応募企業が複数ある場合は効率化がはかれる
手書きで作成する場合のポイント
黒のインク(ボールペン)を使って書く
正式な書類で一般的に使われる「黒」のインクで書くことをおすすめします。強調したい部分があっても、色を変える、マーカーを使うのは避け、すっきりした印象の履歴書を心がけてください。また、履歴書は正式な文書のため、鉛筆や消せるボールペンのような簡単に修正できる筆記用具も使わないようにしましょう。記載した内容を書き換えられてしまうリスクも絶対にないとは言い切れないでしょう。
書き損じても修正液を使わず、新しい用紙に書き直す
痕跡が残る修正をしていると、雑な印象を与える、あるいは企業から志望度が高くないと疑われてしまう可能性もあります。書き損じた場合は、新しい用紙を使い書き直しをしましょう。
読みやすい楷書体で、丁寧に、文字の大きさを揃えて書く
読みやすさに配慮することで、仕事をする上で大切な「相手を気配る姿勢」を伝えることができるでしょう。
パソコンで作成する場合のポイント
ワードやエクセルの履歴書フォーマットを使う
ウェブサイトから、無料フォーマットがダウンロードできます。自作でも問題ありませんが、履歴書は基本的な体裁が決まっているため、あまりに独自性を出したもの、過度に編集・加工してしまうと可読性が悪くなってしまうことがあるので注意が必要です。
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フォントは読みやすさを重視して一般的なものに
パソコンに標準で搭載されているMS明朝やMSゴシックなどを使うといいでしょう。
文字の大きさ、改行、箇条書きなど、読みやすさに配慮
これは手書きと同様です。パソコンだと文章を入力するのが容易なせいか、文章量が必要以上に多くなり、読みづらくなってしまうので注意が必要です。