転職者意識調査から採用ノウハウを探る その3

このエントリーをはてなブックマークに追加

「自分に本当に合う仕事を見つけたい」。転職活動は、いくつになっても自分探しか!?

あなたは何を求めて転職活動を始めましたか?

※転職者2100人への意識調査より
2005年1月27日~2月9日、Webによるアンケートを実施。
対象/リクルートエージェントの登録者で、何らかの手段で転職を実現した2100名(うち回答者1182名/回答率56%)。

40代になっても、人は自分に合う仕事を模索している…。
年収アップよりも自分の仕事観を大切にしたい…。

アンケートの結果、何を求めて転職活動を始めたかは年齢に関係なく「自分に本当に合う仕事を見つけたいから」がトップ。複数回答OKとしたものの、年収アップを求める人は40代になると逆に減ってくるということが分かりました。

組織の若返りが活発化し、40代の転職環境は厳しさを増しています。その事実を知って「多くは求めない」というベテラン層が増えているのかもしれません。しかし、“やりたい仕事ができる会社”ではなく“自分に本当に合う仕事”を探しているというのが、ちょっと面白い結果です。

そう何度も繰り返すことがない転職。今の仕事以外にもっと自分に向いている仕事があるのではないだろうか? そう思うのは、当然といえば当然のことかもしれません。せっかく転職するならば、今よりちょっと人生が楽しくなる環境で仕事がしたい…。

こんなお話があります。
大手有名メーカーで部長職のポジションに就いていたAさんが、会社を辞め転職活動を始めました。技術に精通しており、人的ネットワークも豊富。もちろん年収もそれ相当の額を得ていました。そして複数企業への応募・面接を重ねた末彼が第一希望としたのは、従業員50名弱のBメーカーでした。

開発予算もメンバーもかなり小規模なものになり、当然年収は大幅ダウンします。しかしAさんは、B社が持つポテンシャルと、自分がそこに行くことで役立てるというやりがいに惹かれ、転職の意思を固めたのです。

さて、一方の企業側。華やかな経歴、高い年収に引け目を感じたのか「当社では期待に応えられない」と採用辞退を申し出てきたのでした。「来ていただきたいのはやまやまなんですけど…」と。Aさんは“今後のB社の事業”について盛り上がった面接の際にも「年収にはこだわっていない」と意思をはっきり伝えたのにと当惑するばかり…。

AさんにとってB社は、“自分に本当に合う仕事”ができる究極の職場だったのです。人材の流動化が進み、過去には考えられなかったような採用・転職があらゆる場面で起こっている現在の象徴的なケースといえるのかもしれません。

企業が応募者に不採用通知をする理由は実に様々ですが、「この部分が足りないから」ではなく「この部分が当社にはもったいない」という場合もしばしばあります。リクルートエージェントが間に入る場合、両者の本音を正確に伝えることで後者のような場合の不採用を回避できることもあります。

転職者本人の言葉を素直に受け取り、また会社の内情を腹を割って伝えることで実現する素晴らしい採用があります。Aさん、B社は、その後、お互いがお互いにとって最適なマッチングだと分かり、入社が実現しました。

このエントリーをはてなブックマークに追加
ページの先頭へ

●採用成功ナビの2つの特長

最適な採用手法をご提案!

様々な企業が自社に合う
人材の採用に成功している

採用方法の紹介を見る

豊富な採用実績!

多岐にわたる採用事例から
自社に似たケースが探せる

採用成功事例を見る

お申し込み・お問い合わせ・ご相談はこちらからお気軽にどうぞ!

採用サービスのご利用について

すぐに採用を始めたい方も。まずは相談してみたい方も。
ご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

0120-98-3046 9時~18時 (土日祝日を除く)内容は正確を期すため録音しています

ご相談・お問い合わせはこちら

メールマガジン(無料)について

中途採用情報メルマガ(無料)を定期的にお届けします。

  • ・求職者の詳細な職務経歴情報が閲覧・検索できる
  • ・中途採用に役立つ最新情報や採用の秘訣などをお届け

貴社の事業成長に少しでもお役に立てられれば幸いです。

無料メルマガお申し込みはこちら