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転職のリクルートエージェント > 転職成功ガイド > 転職マーケットトピックス > 企画・事務職(2011年1月号)
2011年1月6日更新
●前半は採用意欲が上昇。下期は再び慎重に
2010年の管理部門、企画、マーケティング職の採用動向を振り返ると、2009年に採用を控えた反動からか、採用意欲が上昇し、求人件数が回復。書類選考や面接の通過率も向上しました。
しかもそれも9月まで。下期に入ると、円高・株安・政治不安など複数のネガティブ要素が作用してか、再び慎重姿勢に転じています。求人件数が大幅に減ったわけではありませんが、選考の目がシビアに。新規求人の動きが鈍り、採用計画を見直す企業も出てきました。
●幅広い業界で、大手企業の総合職求人が続々
2010年に目立ったのが、大手企業による「総合職」の採用。消費財、食品、飲料、医療機器、コンピュータなどのメーカーのほか、総合商社、財閥系不動産会社、大手ゼネコン、情報サービス会社、予備校、学校法人など、幅広い業種の大手企業が未経験者も対象に総合職の募集を行いました。中には、採用枠が少ないことから、エージェントのみを通じて非公開で募集を行った企業もあります。
●語学力が問われるように
業種を問わず、企業の海外展開が進む中、語学力(特に英語)を求める求人がこれまで以上に増えました。
●広告・宣伝の求人が減る一方、広報・PRの求人は堅調
広告予算が削られる中、「広告・宣伝」の求人は減少。一方、媒体費などをかけずに情報を発信していく「広報・PR」に関しては、業界・規模を問わず幅広い企業からの求人がありました。
ほか、マーケティング、商品企画などは、実務経験重視の求人が中心。PR、販促に関しては、経験を問わずポテンシャルを重視する求人も見られました。
●公認会計士向けの求人が増加
2010年は、多くの公認会計士が転職活動に動き出しました。これまで転職市場で見られなかった人材であるため、興味を示す企業も多く、公認会計士に向けた求人が出てきました。
●求人件数の増加は見込めず。英語力がある人にはチャンス
当面、管理部門、企画、マーケティング関連の求人件数の増加は見込めそうにありません。選考ハードルも高くなると考えられ、即戦力性がより強く求められるようになるでしょう。
しかしながら、海外展開は進んでいくため、英語力がある人にとっては有利となりそうです。実務経験に加え、TOEIC®スコア700点程度の英語力があれば、アピール材料として有効です。
●「IFRS」を見すえた求人が出てくる見込み
東京証券取引所が2010年11月に発表した、上場企業のIFRS準備状況についての調査結果によると、任意適用に向けた準備を行っている企業は2009年調査の56社から97社に増加したそうです。2011年3月期の有価証券報告書からの適用を表明している大手商社もあり、積極的な姿勢が見られるようになってきました。
IFRS対応への意識の高まりとともに、英語力を求める求人はこれまで以上に増えていくでしょう。大手メーカーなどからは、IFRSを見すえての求人が出てくる可能性があります。
●公認会計士向け求人の増加が続く
2010年に引き続き、公認会計士をターゲットとする求人案件は増えていきそうです。事業会社では、公認会計士が買い手市場となっていることを理解しており、「会ってみたい」という要望が増えています。
経理職の場合、決算に向けての体制強化を目的とした求人が動きます。選考スピードが早いと予想されますので、タイミングを逃さずチャンスをつかんでください。
総合職、企画・マーケティング職などの場合、「予算取りの都合上、年度内に採用計画を達成したい」「4月1日に入社してもらい、新卒入社者と一緒に研修を行いたい」などの理由から、1~3月に採用活動をスピードアップする企業もあります。選考が速く進むので、求人が出たらすぐに応募すること、面接対策を早め早めに進めておくことで成功率が高まります。
「4月1日入社」を必須とする求人も出てきていますが、選考~退職準備にかかる期間を考慮すると、1月から積極的に活動することをおすすめします。
2月中頃から、人事は新卒採用活動に本格シフト。新卒採用活動に注力するに伴い、中途採用活動にかけるパワーが下がり、中途採用活動を保留・縮小する企業も増えてきます。そうなる前に、なるべく早いうちに行動することをおすすめします。
管理部門採用に震災のダメージは残っておらず、求人は堅調。製造業の復活に伴い、今後も新たな求人が動く可能性があります。4月は求人が少ないと思われがちですが、実際には求人の数は減りません。情報収集を続けることをおすすめします。
IT・ネット業界では引き続き積極採用が行われる見込み。業績を伸ばしている小売、サービス業なども管理部門の強化を図るでしょう。業種問わず、欠員補充を目的とした求人もコンスタントに出てきます。
今年は震災の影響で新卒採用活動が後ろ倒しとなりました。そのため、管理部門の中途採用も例年より立ち上がりが遅れましたが、9~10月から本腰を入れる企業が見られます…
震災直後はさまざまな企業で求人が止まりましたが、4月中頃から多くの企業が採用活動を再開。大手企業も含め、新たな求人も出てきました。事務系スペシャリストは、欠員補充求人が発生しやすいので、チャンスが訪れたときにすぐ動けるよう、早めに準備しておいてください。
4月から、リーダーやマネージャーになられる方も多いのではないでしょうか。企画・事務系の職種のリーダーには、他職種よりもさまざまな要素が求められるようです。
10月から転職活動を始めると、1~2月の入社となる可能性が大。年度末~年度初めの繁忙期に入る前に、1~2ヵ月かけて業務や職場に慣れることができ、気持ちにゆとりができるでしょう。