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転職のリクルートエージェント > 転職成功ガイド > 転職マーケットトピックス > 2010年度上半期の転職市場動向と下半期の動向予測 > メディカル・化学・食品系技術職(2010年9月:2010年度上半期の転職市場動向)
2010年9月16日更新
2010年上半期は、医薬品メーカー、CSOのMR採用への意欲がとても高く、未経験者も対象に募集を行っていました。選考では、対人折衝力・数値管理能力・戦略策定力などが注目され、営業経験者を中心に、販売・サービス業界の店長経験者なども採用に至りました。
ある国内大手メーカーは、数年ぶりに未経験者にも門戸を開き、数十人規模の採用を行いました。
しかし、活発な採用活動も「10月1日入社」まで。未経験者の採用は上半期中で終了している企業がほとんどです。
一方、MR活動を受託するCSOのMR採用、医療機器営業、薬剤師の採用は堅調に推移。まだまだ未経験者も多数、キャリアチェンジを果たしています。
医療機器営業は、6月頃から地方勤務の求人も増えてきています。
ほか、医療業界で、やや転職のハードルが上がっているのが「臨床開発」の分野です。経験者採用が中心となり、英語力を求める求人、特定の専門領域の経験を求める求人が増えています。
化学系は、GW明けから求人件数が増加。昨年度後半の求人件数は350~400件ほどでしたが、今年度は常に400件を超えています。電池、塗料、接着剤、フィルム、電子部品材料などのニーズが高まっています。
医薬品メーカーによる未経験者採用はほぼ終了。9月時点で未経験者も対象に募集を続けている企業はごくわずかです。
一方、MR経験者の採用意欲は引き続き高く、11月1日入社者の獲得に向けて採用活動が加速しています。
応募後、早いタイミングで面接が組まれるため、9月中旬に応募した場合でも、9月中に2次面接までを終え、11月入社が可能となる可能性があります。
また、1月入社に向けての採用もすでに動いています。余裕を持って1月入社を目指す場合も、すぐに活動を開始し、早いタイミングで内定を得れば、勤務地の希望が叶いやすくなります。
なお、CSOは未経験者も対象に、下半期も積極的な採用活動を継続するでしょう。
ほか、医療機器、臨床開発、薬剤師などの求人市場は上半期から大きく変化することはなく、堅調に推移する見込みです。
MRへの転職を目指す場合、企業が指定する入社日を意識して活動スケジュールを組んでください。
特に入社日が設定されていない職種の場合、これから転職活動計画を立てるなら、「1月1日入社」を目標とするといいでしょう。ボーナス支給後であり、新たな気持ちでスタートが切りやすいタイミングです。
1月1日入社を目指す場合、在職中の方であれば、退職交渉~引き継ぎ期間が必要であることをふまえ、11月下旬には内定を得たいところ。そのためには、今すぐ活動を開始しましょう。
MR経験者の場合、成功体験をいかに具体的に語れるかどうかが成否を分けます。
担当した医療機関や売上金額を応募書類に記すだけでは不足。何を課題とし、他社と差別化を図るためにどんなアプローチの工夫をしたかなど、成果を挙げるまでのプロセスをストーリー立てて伝えられるように準備してください。
キャリアアドバイザーより
医薬品メーカーの求人は突然発生することもありますので、こまめに情報収集を続け、応募のタイミングを逃さないようにしてください。
CSOやCROからメーカーへの転職を目指す場合、志望動機があいまいであったり、漠然とした「メーカーへの憧れ」であったりすると失敗する恐れがあります。「なぜメーカーでなければならないのか」、説得力をもって語れるように、メーカーの業務内容への理解を深め、自身がメーカーでやりたいことを明確にしておきましょう。
※この記事は、2010年9月16日時点の情報です。時期によって状況が大きく変わっている可能性がありますので、ご了承ください。
キャリアアドバイザーにご相談いただければ、 最新傾向をお伝えします。
医療業界の求人市場に震災の影響は見られません。6~7月入社に向けたMR採用が進んでおり、医療機器や臨床開発の採用も堅調。GW明けにも新たな求人が動く可能性があります。化学分野では新エネルギーや電池にかかわる開発求人があります。
医薬品業界では、ここ何年も続いてきたMRの大量採用がそろそろ落ち着いてきそうです。4月1日入社者の確保に向け、年初は活発な採用活動が続きますが、それ以降は縮小に向かうと予想されます。
医薬品メーカー、CSOともにMRの積極採用を継続中。「1月1日入社」「4月1日入社」を前提とした選考が進んでいます…
震災直後は計画停電や交通網の混乱により面接が延期となるなど採用活動が停滞しましたが、4月からは正常化。今年度の採用計画も動き出し、新規の求人も出てきています。ここでは、採用動向のほか、メディカル・化学・食品系技術職の方の転職活動のコツもお伝えします。
MRは、「6月1日入社」を見すえた採用活動が進んでいます。業務の引き継ぎなどを考えると、GW前までには、入社を決めたいところですね。
2011年の求人市場は、前年と同様の傾向と予想されます。MRへの転職を目指す人にとってチャンスは豊富。「安全性」のニーズも一段高まりそうです。臨床開発のアウトソーシング化も進むでしょう。