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転職のリクルートエージェント > 転職成功ガイド > 転職マーケットトピックス > 2010年度上半期の転職市場動向と下半期の動向予測 > 電気・機械系技術職(2010年9月:2010年度上半期の転職市場動向)
2010年9月16日更新
昨年度の下半期と比較すると、2010年上半期の求人市場は活性化しました。
求人件数が増加し、ここ数年採用を控えていた企業でも活動を再開。特に部品メーカーや装置メーカーが、機械系・電気系エンジニアの積極採用に乗り出しました。
機械系エンジニアの求人件数は、昨年度下半期には1000件台でしたが、2010年上半期は2000件を突破。決算状況をふまえ、余力のある企業が成長戦略に打って出ており、3月以降、右肩上がりが続いています。
7月には大手自動車部品メーカーが材料~設計~生産技術など幅広い職種で採用を開始したほか、7月下旬からは、一部の完成車メーカーが大々的に採用に乗り出しました。
求めるレベルは高いものの、幅広い職種の方にチャンスが広がったといえます。
電気系エンジニアの採用も、複数の業種に拡大。メーカーの求人というと、昨年度後半は自動車部品メーカーのみが目立っていましたが、今年度上半期は、完成車メーカー、OA機器メーカーなども出てきています。昨年はまったく動いていなかった大手総合電機メーカーも採用を再開しました。
半導体業界では、外資系企業によるFAEの採用が活発化。8月には、首都圏の組込系エンジニアの求人件数が上向きました。
機械系・電気系ともに、昨年度と比較すると、書類選考の通過率が上昇しました。
選考基準の潮目が変わったのはGW明け頃から。半年前には1社も書類選考を通過できなかった方が、面接に進めるようになりました。半年~1年間、転職活動を続けて不採用続きだった方が、7月になって内定を獲得できるケースも増えています。
しっかりとキャリアを積んだ方に関しても、以前は1社から内定を得るのがやっとだった状況から好転し、2~3社から内定を得て、比較検討した上で決断できるようになりました。
求めるレベルはまだまだ高いものの、企業の目線はやや下がり、採用意欲の高さが見てとれます。
円高がメーカーの業績を圧迫し、ユーロ不安もぬぐえない中、下半期の転職市場はどう動くか読めない状況です。
製造業は、通常1年スパンで採用計画を立て、半期で見直しを行う企業が多数。景気の見通しにプラスの材料は少なく、むしろマイナス要因が多いため、採用意欲が低下する可能性があります。
リーマンショック直後のように、いきなり求人件数が大きく落ち込むことはないと思われますが、慎重になる企業も出てくるでしょう。
上半期、積極採用を行った自動車部品メーカーの動きも予測不能です。例年は、秋を過ぎても採用枠が残っており、年度末まで採用活動が続く傾向が見られましたが、今年度に関しては上半期で採用終了する可能性もあります。
転職を考えている方は、採用が動いているうちに内定を獲得できるよう、なるべく早く行動を起こすことをおすすめします。
採用の動きは業種ごとに波があり、いつ、どの波がやってくるかは予測が難しい状況です。
しかも、中小メーカーに関しては、選考のスピードが非常に速いのも特徴。「**分野の求人が動き出した」と思うと、それからおよそ2ヵ月程度で終息する傾向が見られます。自分の得意分野の求人を見つけた場合、迷っていると、あっという間に採用が終わってしまうかもしれません。
波に乗り遅れないためにも、常に情報収集を続け、チャンスが来たらすばやく決断、行動してください。
なお、面接では、入社意欲の高さが注目されています。事前に相手企業を研究し、理解を深めるとともに、「本気度」をしっかりとアピールすることが大切です。
キャリアアドバイザーより
このところメーカーにとってのマイナス要因を伝えるニュースが目立ちますが、そうした環境の中でも好調な企業や、攻めの戦略に打って出ている企業は多数あります。
思いもよらなかった業種で経験や技術が生かせる可能性もありますので、自分にはどんな選択肢があるのかを改めて探ってみましょう。
※この記事は、2010年9月16日時点の情報です。時期によって状況が大きく変わっている可能性がありますので、ご了承ください。
キャリアアドバイザーにご相談いただければ、 最新傾向をお伝えします。
震災以降、新エネルギー、電池、建設機械などの求人が増加。ほか、ダメージが大きかった製造業でも採用が復活しています。自動車業界では積極採用が続いており、完成車メーカーも求人職種の幅を拡大。早めの活動でチャンスをつかんでください。
機械エンジニアの求人件数は、3月までは大きく落ち込むことはないでしょう。しかし、その先の採用動向はまだまだ不透明です。自動車関連、FA、医療機器などの分野では積極採用が続くと見込まれます。
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