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コラム転職徒然草 - 悲喜こもごも編

社内結婚の多い会社 (2010年2月9日)

転職することで婚活をかねてしまう裏ワザがある。社内結婚率の高い会社に入社するという方法だ。

大手メーカーの広報Oさん(29歳)は、より大きな裁量権を求めて中堅・ベンチャー企業への転職活動を進めていたのだが、それと並行して婚活中であることを我々に明かしてくれた。
「社会人になってから仕事中心の生活で、カレシがいた期間もほとんどないので、自発的に動かなければと思いまして」
Oさんがにこやかにそう話すのを聞き、我々は「社内結婚が多い企業」として数社を彼女に紹介することにした。

案の定と言ったら失礼になるかもしれないが、Oさんはそのすべてに応募。そして、そのうちのメーカーA社では1次面接を通過して2次に進むことになった。
Oさんは当初「もちろん受けるつもり」といっていたのだが、数日後に辞退したいとの連絡があった。

「どういう心境の変化なのでしょう?」
我々が問うとOさんは少し気まずそうに、それでもハッキリとこういった。
「仕事内容はそこそこなんですが、社風が合わないよう気がしたんです」
「社風ですか」
「はい。『社内結婚の多い会社』としてご紹介してくださったように、A社はとても一体感がある会社なのですが、その一体感が合わないかもしれないと考えるようになりました。
実は、週末に1年ほど前に社内結婚した親友と会ったんです。いろいろ話を聞いていたら、仕事もプライベートもなにもかも一緒の人達と付き合うのは楽じゃないと思うところがすごく多いらしくて…」
この話を聞いて以降、我々はOさんに対し「社内結婚」という言葉を控えて、紹介を勧めていくことになった。

2ヶ月後、Oさんは医療関連B社への転職を決めた。ところがOさんにB社に決めた理由をたずねると、思いがけない答えが返ってきた。
「仕事に工夫ができる、任せてもらえる。これが第一ですが、なにより雰囲気がとても良かったんです。人事の方から社内結婚が多いっていう話を聞いたんですが、それも納得だし、婚活中の私にはポイント高かったですね」
「アレ?たしか、社内結婚は避けたいみたいなこと仰っていたはずでは…」
「親友は社内結婚したけれど、1年経って相手のアラが見えてきて、急に不安になったって言っていたんです。離婚して同じ会社で働くのは、あまりにも気まずいので、どちらかが会社を辞めなければいけないかもしれないって。それを聞いて、キャリアとプライベートが一緒にしてしまうのはリスク高いと思ったんですけど、B社は違うんですよ」
「違う?」
「はい。B社は、仕事は仕事、家庭は家庭と切り分けがキッチリしているんです。社内離婚も何組もいらっしゃると聞きました」
「社内離婚?」
「はい。社内結婚して、その後別れることになったものの、同じ会社で働き続けている人達のことです」
「な、なるほど」
「そういう会社なら、安心だなと思いました」

いやはや、社内結婚ならぬ、社内離婚がプラスポイントになるとは…。
あらためて言われてみると、「離婚してもそのまま働ける」というのは女性らしい着眼かもしれない。
とはいえ、その前に「お相手を見つける」という大仕事が残っているのもたしか。捕らぬ狸のなんとやらにならぬよう、Oさんには仕事でもプライベートでも幸多からんことを祈る我々なのであった。

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